結果の見方

検査項目の説明

計測

身長と体重を測定して体格指数(BMI)を計算し、肥満、やせを判定します。

BMI=体重(Kg)÷(身長m)²
要注意:18.4以下(低体重)
基準値:18.5~24.9
要注意:25.0以上(肥満)

視力

視力は通常裸眼もしくは眼鏡、コンタクトレンズをつけて測定します。

基準範囲:1.0以上
要注意:0.7~0.9
異常:0.6以下

聴力

聴力の低下の有無をみるためのスクリーニング検査です。選別聴力検査は、1,000Hz、4,000Hzの2種類の音(周波数)で検査します。1,000Hzは日常会話の聴取能力を、4,000Hzは、難聴傾向の早期発見のために行います。

血圧

心臓から血液を送り出すとき、血管に加わる圧力を血圧と言います。心臓が収縮している時が最高血圧、拡張している時が最低血圧です。血圧が高いと、心疾患や脳血管障害の発生する危険性が高くなります。

心電図

心電図は、心臓の筋肉が収縮するときに発生する電気をとらえて、その変化を波形のグラフに記録したものです。心筋の異常やリズムの乱れ(不整脈)、心肥大、心臓の虚血(血流が悪い状態)等の情報が得られます。

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胸部X腺

左右の肺やその間にある心臓、縦隔などの病気の有無を調べます。

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胃部X腺

バリウムと言う白い液体を飲み、発泡剤で胃を膨らませます。胃の内壁にバリウムが乗るように体を回転させ、色々な角度からX線撮影をします。
食道、胃、十二指腸の形の変化や異常を調べます。

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胃生検

胃の粘膜の一部を採取して、その組織の変化(悪性かどうかなど)を診る検査です。

GroupX:
生検組織診断ができない不適切材料
Group1:
正常組織および非腫瘍性病変
Group2:
腫瘍性(腺腫または癌)か非腫瘍性か判断の困難な腫瘍
Group3:
腺腫
Group4:
腫瘍と判断される病変のうち、癌が疑われる病変
Group5:

便潜血

消化管からの出血の有無を調べる検査です。目で見えない微量の出血(潜血)を科学的に検出することができます。消化管のどこかに出血があれば陽性(+)になります。大腸がんの早期発見として有効です。

尿検査

尿    糖:
糖尿病のスクリーニング検査です。尿糖を認めた時は、血糖を調べましょう。
尿蛋白:
尿中に蛋白が出ているかを調べます。腎疾患で(+)になります。健康人でも運動後などに(+)になることがあります。
尿潜血:
尿中に出血した血液の有無を調べす。尿路系の出血で(+)になります。
尿ウロビリノーゲン:
肝機能障害で(+)になります。飲 酒、便秘、運動後でも(+)になることがあります。
尿沈渣:
尿中に出ている細胞などを顕微鏡で調べる検査です。尿中の赤血球、白血球、細菌の有無等を検査します。

腹部超音波

腹部に超音波を当てて、腹部の臓器から返ってくる反射波(エコー)を受信し、映像化します。腹部臓器(肝臓、胆のう、すい臓、腎臓、脾臓など)の異常を知ることが出来ます。

眼底

眼底撮影は、眼底の血管や網膜などの異常を見つけます。動脈硬化の程度、高血圧、糖尿病による眼の合併症、緑内障、白内障の有無を調べます。

眼圧

緑内障(眼圧の上昇による障害)の診断に欠かせない検査です。眼球の硬さを測定することで、眼球の内圧の変化を調べます。

肺機能

肺は空気中の酸素を取り込み体内で産出された炭酸ガスを放出するガス交換の機能を持っています。肺の病気が存在すると、肺活量や一秒率が低下します。

喀痰

痰に含まれる異常細胞の有無を検査します。特に、肺がんのスクリーニング検査として有効です。

子宮(細胞診)

子宮の入り口にできる「子宮頸がん」の検査です。子宮頸部の細胞を採取し、その組織の変化(悪性かどうかなど)を診る検査です。

NILM:
正常な細胞のみ
ASC-US:
異形成と言い切れないが、細胞に変化がある
ASC-H:
高度な細胞異形の可能性があるが確定できない
LSIL:
HPV感染や軽度異形成と考えられる
HSIL:
中等度異形成・高度異形成・上皮内癌と考えられる
SCC:
明らかな扁平上皮癌と考えられる
AGC:
腺の異形成や腺系病変の疑い
AIS:
上皮内腺癌
Adenocarcinoma:
腺癌
other:
その他の悪性腫瘍

乳腺

視触診で乳房のひきつれ、へこみ、しこりなどの有無をチェックします。

血液検査

血糖 血液中のブドウ糖を調べる検査です。数値が高い場合は、糖尿病、慢性膵炎、甲状腺疾患が疑われます。
HbA1c 過去1~2か月の血糖の平均的な状態を反映します。糖尿病のコントロールの状態がわかります。
AST(GOT)肝臓、骨格筋、心筋、赤血球に含まれる酵素です。肝疾患、心筋梗塞などで上昇します。
ALT(GPT)主に肝臓に存在する酵素です。肝疾患で上昇します。
γーGTP主に肝臓に存在する酵素です。肝疾患で上昇します。アルコール性肝障害の指標になります。
総ビリルビン黄疸の指標で、胆石、胆道閉塞、肝炎、溶血性黄疸などにより高値になります。
特に病気でなくても体質的にビリルビンの高い人がいます。
直接ビリルビン肝臓で処理を受けた後のビリルビンです。肝細胞障害や肝内胆汁うっ滞、閉塞性黄疸時に上昇します。
TTT/ZTT肝炎、肝硬変、膠原病、自己免疫性疾患、慢性の感染症、脂質異常等で増加します。
LAP胆石や胆のう炎等の胆道系疾患で増加することがあります。
ALP
(アルカリフォスファターゼ)
肝胆道系、骨に存在する酵素の一つです。肝疾患・胆道系疾患のみならず、骨疾患などでも高くなります。
Ch-E
(コリンエステラーゼ)
肝臓で合成される酵素で、肝機能低下や低栄養状態で低下します。
LDHほとんどの組織や臓器に分布する酵素で、これらの組織が破壊されると血液中に多くなります。また、運動や妊娠などでも高くなります。
総コレステロール血液中の脂質の主成分です。増えすぎると虚血性心疾患、動脈硬化症、糖尿病などの危険因子になります。
HDL-コレステロール善玉コレステロールと呼ばれ、低値になると動脈硬化になりやすくなり、心筋梗塞などの冠動脈疾患や脳血管障害を起こす一因になります。
LDL-コレステロール悪玉コレステロールと呼ばれ、動脈硬化の危険因子の一つです。高値が続くと心筋梗塞など冠動脈疾患の原因になります。
中性脂肪皮下脂肪の主成分です。増えすぎると動脈硬化の危険因子になります。食後では高値になるので、空腹時の採血をおすすめします。
クレアチニンクレアチニンは、老廃物の一種です。腎臓が正常に働いている時は尿中に排泄されますが、腎機能が低下して排泄量が減少すると、血液中に増えてきます。
尿素窒素蛋白質の最終産物で、腎臓から排出されます。このため、腎臓の働きが悪くなると、高値になります。これ以外に、蛋白質の摂り過ぎ、脱水、消化管出血等で高値になります。
総蛋白血清中に含まれる蛋白の総量です。栄養状態や肝臓、腎機能の指標になります。
アルブミン栄養状態や肝障害の有無を調べる検査です。低値だと、蛋白質不足など栄養不良の可能性があります。
蛋白分画栄養状態、病態を知るためのスクリーニング検査です。血清中の蛋白の内容を分類したもので、肝臓病や腎臓病がわかります。
血清アミラーゼ主にすい臓と唾液腺から分泌される酵素です。膵炎や耳下腺炎等により高値になります。
尿酸主に痛風を調べる検査です。肥満や過度の飲酒、プリン体が多く含まれる食品の取りすぎなどによって高値になります。
白血球数白血球は、病原体など体外から入ってくる侵入物を撃退する働きをしています。高値は、細菌やウイルスが入り込み、これらと戦っていることを示します。
病原体の種類によっては基準値より低くなることもあります。
赤血球数血液中に含まれる赤血球の数を調べる検査です。赤血球は、全身の組織に酸素を運び、二酸化炭素を持ち去るという「ガス運搬」の働きをしています。
そのため、赤血球が少なくなると、酸素を運ぶ能力が落ち、細胞が酸欠状態になります。
ヘモグロビン赤血球には、肺で酸素を受け取り、それを全身に運搬する重要な働きがあります。
その役割を担っているのがヘモグロビンです。ヘモグロビンが少ないと、貧血の可能性があります。
ヘマトクリット血液中に、赤血球がどの程度含まれているかの割合をヘマトクリットといいます。
血球のほとんどは赤血球で占められているため、ヘマトクリットが低値の場合は貧血が疑われます。
血小板数血小板は「血液を凝固する」という重要な働きがあります。
そのため、数が多すぎると出血しやすくなったり、数が少なすぎると出血が止まりにくくなったります。
CRP病気を特定することはできませんが、炎症の有無、状態、経過など判断します。
体内に急性炎症があると、数値が高くなります。
RA慢性リウマチ等の膠原病や、免疫の異常があると陽性(+)になります。
CEA消化器系の癌が作り出す糖蛋白の一つです。
種々の悪性腫瘍で上昇し、喫煙、加齢でも高値となります。
AFP主に、肝細胞癌で上昇します。また肝硬変や肝炎でも上昇することがあります。
CA19-9主に、膵胆管癌で上昇します。
良性疾患(肝胆膵疾患、婦人科疾患)でも上昇することがあります。
PSA前立腺癌の診断の指標になります。前立腺肥大症などでも高値になります。
CA125卵巣癌や膵癌などで上昇します。子宮内膜症、妊娠時や月経中でも高値になることがあります。
SCC抗原子宮頸癌、肺癌、食道癌、尿路癌などで高値になります。
NT-proBNP心臓に負荷がかかると高値になります。心不全の診断に役立ちます。
ピロリ菌消化性潰瘍の原因となる菌です。感染していると、陽性(+)になります。
ペプシノゲン萎縮性胃炎が存在していると陽性(+)になります。胃癌の早期発見に有効です。
ABC分類ピロリ菌感染の有無とペプシノゲン検査で胃粘膜の萎縮度を調べ、その結果を組み合わせて胃癌のリスクを分類した検査です。
HBs抗原B型肝炎ウイルスに感染しているかどうか調べる検査です。
HBs抗体過去にB型肝炎ウイルスに感染したことがあるか調べる検査です。
HCV抗体HCV抗体が陽性(+)ということは、現在C型肝炎ウイルスが体の中にいる状態か、過去にHCVに感染したが、すでに治癒した状態のいずれかであることを示します。